JACSO海外プロジェクト2024開催のお知らせ

JACSO海外プロジェクト2024

【概要】

(社)日本芸術文化戦略機構(JACSO)は古来より日本に住まう人々の天下泰平・国土安穏・五穀豊穣等、平和な社会の継続を願う『祈り』が芸術のかたちにまで昇華した、雅楽、能をはじめ、あらゆる分野の日本の伝統芸能芸術の表現を通して、日本に色濃く残る協調・融合・平和の精神を、すなわち『日本文化が世界を救う』とのスローガンを国際的に啓発することを活動の目的としています。
2024年はヴェネチア・ビエンナーレにて、初めて能楽の公演が行われてから70周年にあたること、この公演を端緒として欧米に能楽が広がりをみせていった事を記念し、ヴェネチアにおいて平和を願い『サンクチュアリ – 聖域の無限の広がり – 』をテーマとし、ヴェネチア70周年記念能公演を実施いたします。
本来能舞台の設定は森羅万象、宇宙を意味し、現在、過去、未来がそこに同時に存在します。
今回は海外の一流の現代アート芸術家と日本の一流の伝統芸能継承者が協働し、祈りの舞台を作り上げる事により、観客と『サンクチュアリ』な空間を共有し国家間の垣根を超えて、より深い相互理解を深め、混沌としている現在の世界へ「平和」への体現「過去から未来」の絆が実現されることを目的としています。

【プロジェクト内容】
アーカイブ研究 / ヴェネチア・ビエンナーレ・アーカイブ事業部からの依頼により、散逸している70年前のヴェネチア・ビエンナーレ招致公演の記録をカ・フォスカリ・ヴェネチア大学と共に資料をまとめ研究し、デジタルアーカイブとして編集すると同時に、日本国内においても能の研究をしている大学・大学関係機関などにも協力願い、戦後初の海外公演の偉業・意義をアーカイブとして残していきます。

記念公演 / ヴェネチア・ビエンナーレ招致70周年記念公演
テーマ 「サンクチュアリ – 聖域の無限の広がり- 」
副題:カ・フォスカリ大学 故ルペルティ教授に捧げる

開催日   2024年11月4日 

開催都市   ヴェネチア ゴルドーニ劇場

演目
70年前に演じられた『石橋』をメインとします。 演出はアートディレクターの松本真、宝生和英、イタリア現代芸術家が協働し能の世界観である幽玄の世界と現代アートを融合した舞台設営とします。

※詳細は6月中旬ごろ発表予定

※日本万国博覧会記念基金からの助成を受けています。
https://www.osaka21.or.jp/jecfund/

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